新しいチャレンジと、生しいたけ。

皆さん原木栽培の生椎茸を食べたことがありますか?

肉厚で実がぷりぷりっとして香り高く、「一度食べたら忘れられない」そんな味です。

皆さんが普段スーパーで食べている生椎茸は「菌床しいたけ」です。

現在日本の生椎茸は菌床椎茸が7割を占めています。

そして1割が輸入品、残り2割が原木椎茸となります。しかもその内ほとんどが高級飲食店等で使われる為、食卓には遠い存在となっています。つまり現在原木椎茸の生椎茸を食べる事は非常に困難なのです。

乾燥椎茸は7割が輸入品原木椎茸が3割程度ですので、乾燥の原木椎茸を食べるよりも更に困難だと言えます。

 

これは何故なのか。

単純に原木椎茸の生産量が落ちていることがあります。

厳しい労働に見合わない対価により、生産者は激減、原木椎茸農家は日本中で減っています。

そしてもう一つ。これは原木椎茸の性質上の理由と言えるでしょう。

原木椎茸は「不定期に発生」するのです。つまり「計画的に採れない」のです。

自然環境の中で気温の変化や湿度の変化により椎茸は発生します。これは原木の中の菌の状況によりますので、なかなか人間の手で収穫をコントロールできません。(菌床椎茸は栄養剤添加等人工管理栽培ですのでコントロールできます)まとまって収穫できる時もあれば、少しずつしか採れない時期もあります。その為原木椎茸は保存してまとめて出荷できる様、「乾燥して出荷する」という手段が取られてきたのです。だから原木椎茸の『生椎茸』は市場に出回ることは極めて稀なのです。もれなく渡川でも乾燥でしか出荷してきませんでした。

 

しかし原木椎茸の生椎茸は本当に『美味しい』です。輸入品や菌床椎茸を食べ慣れた方は驚かれるかもしれません。それほどに原木椎茸の『生』は虜にするほど魅力的な味を持っています。この『椎茸の本当の美味しさ』をもっと沢山の人に知ってほしい、味わって欲しいと思います。

 

そこで渡川山村商店はチャレンジします。

『原木椎茸の生椎茸を出荷』

これまで小規模で都心部からも遠い山村では「できない」と言われ、タブーに近かったこの問題を解決します。

 

方法は『できた時でいいよ。システム』

つまり①ご注文頂いて、②発送できる量が発生したら送る。つまり採れ次第ご注文者様へ送るという方法です。

お客様が欲しいときにすぐ届けられるかはわかりません。

ご注文頂いてから商品が届くまでどれだけ時間がかかるかわかりません。

ですが、確実に原木椎茸の『生椎茸』を食べて頂けます。

確実に『採れたて』の生椎茸を食べて頂けます。

なにより確実に『美味しい』椎茸を食べて頂けます。

 

これまでに無い、そして今の消費者主体の市場観念からすると考えられないシステムですが、当店はこのシステムに小さな山村が生き残っていくヒントが隠れているのではないかと考えます。

 

消費者であるお客様からすると、『つくる』生産者主体の勝手なシステムかもしれません。

ですが自然で生きる旬の食材を食べるということは作る側云々では無く、なにより『自然が本来もつ時間の流れ』が主体であるべきだと思うのです。

自然の時間を大事にする事が、食材が持つ本来の美味しさを引き出すのではないでしょうか。自然の時間に沿うことが、美味しい食べ物を食べる秘訣だと思うのです。

 

『できた時でいいよ。システム』は渡川山村商店の大きなひとつのチャレンジです。

美味しい渡川の食材を、街に住むみなさんが美味しく食べていくために、渡川山村商店はチャレンジしていきます!

 

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