林業は知的肉体労働です。

24日(月)~26日(水)まで宮崎が誇る超先進的林業会社『総合農林』さんで研修に参加させて頂いておりました。

そう、おりました…

過去形…

現在の日時は27日(木)…

はい…まるで夏休みの日記の様に溜めて溜めて書いております…だって書く暇無かったんだもん…それぐらいみっちりの最高に濃い講習となりました。

今回の講師はトレーナーズトレーナーの『水野雅夫氏』。
WOODSMAN WORKSHOPの代表であり日本を代表する林業トレーナーです。
ま、つまり「山仕事を教える人」「山仕事を教える親方を教える人」です。

今回ご厚意で参加させて頂いたのですが、いやー良かった!行って良かった!!もう行っただけでスキルアップした感じ←はい一番いけないパターンですね。

内容はちょっとここでは書けないんですが、山師をする人間に対しての教育と育成というのを改めて考えさせられました。

これまでの林業は50年かけて木を育てて来ました。
でも人は育てて来なかった。だから今人材不足で困っていっているんですよね。

これからは木も50年、人も50年かけて育てていかなくちゃいけません。木も人もすぐには育たない、だからじっくり腰を据えて、そして真剣に向き合っていかなくちゃいけないんです。後回しじゃ駄目なんですよ。

特にこれから少子化が更に輪をかけて進みます。
言うなれば「人材の取り合い」が始まるでしょう。只でさえ残り物みたいなのしか集まってこない林業。このままじゃ残り物さえも危うい。


優秀な人材は華やかで待遇が良く、給料も良い人気の職種が取って行くでしょう。

 

はたしてその人気の職種に林業はなれるのか。

それは今林業に携わっている人間達全ての勇気ある一歩が必要なんですよね。

うちは勿論一歩ずつ踏み出して行きますよ。「渡川の山、渡川の林業、渡川の暮らし」を持続させる為にも。誰もやっていないからって何もやらないのはおかしいんです。

あ、そういえばタイトルに関係ないですね(笑)
この講義の中でこの「林業は知的肉体労働者だ」ってフレーズが出て来たんです。
山師は手はチェーンソーを持って木を伐りながら、上を見たり下を見たり、はたまた耳や鼻を使って見えない部分に気を付けながら危険を回避し、足や体やそして頭をフル回転して作業を進めていく…凄い仕事なんだと。

 

これ聞いてて思い出したんです。
昔福岡に住む兄から突然電話があり

「杉本あやが知的で肉体的な林業の男性が素敵ってテレビで言ってるぞ」って意味不明の話をされたのを。

 

ま、その時は「あ、あぁ、そう」とリアクションに困りましたが、杉本あやの先見の明には頭が下がるばかりです。

流石「杉本」ってだけあるわ(笑)