反対の反対は賛成なのだ

平成生まれの子達にはちょっと聞きなれないかもしれませんね。

 

昭和世代にはど真ん中の名台詞です。

 

「反対の反対は賛成なのだ」

 

そう、バカボンのパパがよく言ってた言葉です。

 

 

反対の反対は賛成…

 

バカボンのパパが言うとなんだかコミカルで、微笑ましいというか、怒るに怒れない。そしてなんだかちょっと哲学的です。

 

 

この天邪鬼的な「反対の反対は賛成なのだ」って言葉。

これって実は山師の世界ではむっちゃ見かけます。

ストレートでは使ってませんけどね、もう意味合い的にはまさにこれ通りの発言をぼんぼん打ち込んできます。

 

 

ええぇ、おっさん達がね。

 

惜しげもなく、理不尽な発言をキャッシュで使ってきます。

もうできれば貯めといて欲しいなってくらい、思ったら即使ってきます。

理不尽貯金残高はゼロです。

 

右に行けと言われて右に行ったら怒られ、右に行けと言われたから次は左に行ってみたらまた怒られ、新人の内は基本なにやっても怒られます。

 

じょじょにそのおじさんの発言の裏を読み取れるようになってきて、「反対の反対は賛成なのだ」の意味がわかる頃には辞めてしまう。それが今までの林業界だったと思います。いや。今もそうですね。


たぶん林業界だけじゃなく、他の業界にも多いと思います。

というか仕事ができだすと、仕事が分かっている人通しでは「反対の反対」が通じるので、気持ち良くなっちゃうんですよね。


・仕事ができる↔︎仕事ができる   → 反対の反対で通じる。自分ができるように感じる。心地よい


・仕事ができる↔︎仕事ができない(新人)  →反対の反対が通じない。ただの理不尽。腹立つから辞めてしまう。


こんな感じですね。

同じ感覚を持てれば楽しいけど、持てない時はつまらない。



俺も新人の時は親方が、ヤクザより悪い程理不尽さを発揮する父親でしたので、嫌で嫌で仕方がありませんでした。

なので親方になった今、これじゃいけないなと思っていたはず…なんですが、やっぱりどうしてもやっちゃう時があります。そしてたぶん完全には無くならないのかもしれません。

不規則でそもそも機嫌次第の自然相手の仕事ですからね。マニュアル化しづらいんです。


でも林業の場合は流石にマニュアル化が遅れ過ぎてます。

「わかりやすさ」が無いと、人間遠ざかっちゃいますからね。

マニュアルが無いのなら自分で作るしかないんです。




「反対の反対は賛成なのだ」と言って日本中を一つにしたバカボンのパパ。

本当にバカにはできない一言です。



世の業界バカボンは、バカボンのパパから学ぶことは、まだまだ多そうなのだ。


 

 

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コメント: 2
  • #1

    翔太 (火曜日, 08 4月 2014 00:47)

    岐阜県中津川市で林業はじめて、もうすぐ一年です。

    すごくわかる。
    できるように頑張ります!

  • #2

    山師 (水曜日, 09 4月 2014 11:42)

    >翔太さん
    コメントありがとうございます!
    林業1年目ですか、それはそれはタフな時期ですねw
    岐阜は水野雅夫さんや村田雄也さんのお陰で、行ったことないけどなんだか近い林業地となりました。
    今後とも宜しくお願いします。