と言う訳で、「見向きもされていなかった小谷はワサビ畑になるのか」プロジェクト。
今回の作業でこんな感じになりました。
そしてこの谷の上流にあったわさびを移植しました。
あとはまとめサイトでも見ながらわさびの事を勉強して、ちょっとずつやって行けたらなと思います。たぶんね、下手な事しなくても野生の植物って強いですからね。しっかり増えていってくれると思います。
今日の冒頭で、「見向きもされていなかった小谷はワサビ畑になるのか」プロジェクト=WASABI PROJECTだと書きましたが、それはただのきっかけというか手段というか、それが本質では無いんです。
ここは元々は杉山でした。更にその昔は田んぼだった。
昔はまず「お米が必要」だったんでしょう。
それが「お金が必要」になった。だから杉を植えたんです。
じゃぁ次も杉を植えるのか。
確かに今もお金は必要です。現在の主流で言えば、杉の伐採地にはまた杉の木が植えられるのが当たり前です。
でも今必要なのは本当にお金だけなんでしょうか?
私はなんだかそれだけじゃないなと、昔は街で暮らして、そして今は山で暮らしてみて感じるんです。
豊かな暮らしってなんなんでしょう。
お金がある事なのか。便利な暮らしなのか。何不自由無い暮らしなのか。周りと差の無い暮らしなのか。
今私が豊かに感じるのは、当たり前のように綺麗な空気で生活できて、厳しいけど暑い、寒いが身に染みる様な自然の中で四季を感じられて、そして自然から四季を感じる食べ物を分けてもらえる。家族と一緒に無理なく四季を感じられる。生活の中で自然に生きる力と生きる身体を身に付けられる。そして楽しめる。これが今私が感じる豊かさです。
そして今必要なのはこの「暮らしの豊かさ」なんじゃないのかなと思います。
「元々は杉山だったけど、暮らしの豊かさの為にワサビを植える」
つまり「お金から暮らしの質へのシフト」
これがWASABI PROJECTです。
勿論杉の木も植えていかなくちゃいけません。
でもね、全てが必ずしもそうある必要は無いと思うんです。家族で春を楽しむ為にワサビ植えたっていいじゃない。そういう場所を作ってあげておいても、50年後の次の世代は喜んでくれるんじゃないのかな。
「次世代の為に」っていう山師の根幹は一緒なんですよ。
と言う訳でWASABI PROJECTようやくまとまりました。
さぁ今年の春は子どもたちと一緒に水遊びしながら、来年に向けてワサビ畑つくり頑張りますか。
整備まだだけど、既に来年が待ち遠しい(笑)
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