皆さん焚いてます?お盆の迎え火。
まぁなかなか焚かないよね。でも良いもんですよ、あの炎。渡川では結構やるんです。
お盆の夜になると庭に出て松に火を点け、明かりを灯す。
20cmほどの長さに切られた松を4,5本組み、そこからおきる赤々とした炎。激し過ぎず、弱すぎず、あの世から帰ってくるご先祖様にはとっても良い目印になるのでしょう。
渡川ではお盆以外にも、風呂釜に火をつける時や、BBQする時の焚き付けとしてもよく使われて来ました。
最近はホームセンターとかでも売ってますよね、松の木。
小さく短冊状に切られて売られています。
まぁ家にあったら便利ですよホント。すぐ火付きますからね。あの松やにがたっぷり入った松の木ほど手付けに優れた木はありません。
ところであの松やにたっぷりの松の木ってどうやって出来ているか知ってました?
「え、普通に松の木伐ればああなるんじゃないの?」って思ってるでしょ!!そうじゃないんだな~。
あれって松の木伐れば簡単に出来るものじゃないんです。松の木伐って割ってもああやって松やにたっぷりの焚きもんにはなりません。なんでかって??そりゃわからない(笑)とにかくできないものはできないんです。ホントに。あれ欲しいからって松の木伐っても取れませんからね。
答えを言うとあの焚き付け松は自然が偶然?に生んだ副産物なんです!!たぶんね、たぶん!!
とにかく仕組みはまっっったくわからないんだけど、山に行くと落ちてるんです。こんな枯れた松の一部が。
これもただ枯れてる松だったらいいって訳じゃありません。山には枯れた松の木沢山落ちてますが、全部が全部松やに入ってる訳じゃない。すっごい不思議なんだけどね、ほんとごくごく一部だけこうなって、焚き付け用の松になる訳なんです。
こんな感じで根っこだとか、枝の根元とかが枯れたものに多いですね。
枯れているんだけど、触ると固くて重いんです。「あ、詰まってる!」って感じ。持っただけで「あ、入ってるな」ってなります。
ヨキ(斧みたいな刃物ね)で削るとほらこんな感じ。
外は枯れてても中にはびっちり松やにが入ってる。
削った瞬間に辺りに松の香りが立ち込めます。まぁ~いい匂いですよ!ほんと一瞬で松の香りに包まれる感じ。
このお盆に使われる松の木。
当たり前にあるものじゃなくって、本当に自然が生んだ恵みなんですよね。こういうのを改めてありがたく感じたいし、大事にしていきたい。そしてありがたく活用していきたい。
これからBBQの季節になりますね。
着火剤で火をおこすのも便利だけど、たまには原点に返って松やにたっぷりの松から火をおこすのもいいかもしれません。
草食系のそこのお兄さん。松から炭に火を点けて女の子のハートにも火を点けちゃいましょう。
そんなワイルドなあなたは、きっと周りから「松やに系男子」って言われるはずです。草食系の次はこれですよ、松やに系!自然の副産物系男子w迎え火系男子でもいいなw先祖にもモテる松男(まつだん)。落とすのは先祖からってね、新しい恋の駆け引き。いいなこれw
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